アトピーは、腸内フローラ・乳酸菌のチカラで改善するのか?アトピー改善のため、腸内環境を見直してみましょう。

アトピーがかゆい 美容と健康のためのエッセイ

アトピーがかゆい

「アトピーがかゆい!」

「かいてもかいても、かゆみが収まらない!」

 

…というのは、私の(特に小さな頃)の大きな悩みでした。

 

特に首とか肘の内側とか、たまにまぶたとか…全身が粉っぽくなりますよね。かきまくってしまうので、ボロボロです。

 

大人になった最近でも、指がアトピーでボロボロになっていたこともありました。

よく皮膚科に行って、ステロイド剤の「マイザー軟膏」という塗り薬をもらってたのを思い出します。

皮膚科での診察

そのマイザー軟膏を塗れば一発で治るのですが…、やっぱり継続的に塗り続けないといけないのがツライところ。

 

「アトピーの体質を、何とか改善できないものかな??」

 

と考えていろいろ勉強した結果、ちょっとした希望を見出したのが

 

「アトピーは、腸内フローラの改善でマシになる!」(※腸内フローラ…腸内細菌の集まり)

腸内フローラ

という情報。

 

そこから…、

 

「アトピーが治るためならなんでもやるわい!」

 

という気合が出てきて、毎日の食生活を意識して今に至ります。

 

今回はその実践内容や、アトピーのメカニズムなどを分かりやすくお伝えしていきたいな、と思っています。

 

アトピーに苦しむ人の一つの参考になるかもしれませんので、今回の記事も一度、読んでみてくださいね。

 

過度な期待せず、ヨーグルトと食物繊維を!

先ほども書きましたが、

 

「アトピー改善のヒントは、腸内フローラの環境を整えることにある!」

腸

というのが答えです。

 

そこから考えられる、アトピー改善のための具体的な作戦は、

 

「毎日コツコツ、ヨーグルトと食物繊維をとる!」

 

ということ。アトピー改善のために食生活でできることは、コレが最高なのです。

ヨーグルトと食物繊維

もちろん、ヨーグルトと食物繊維を取っただけでアトピーが改善する!なんて単純な話ではありません。

 

しかし、毎日コツコツ続けていると、腸内細菌の働きぶりや、腸内フローラの環境がどんどん変わっていくことも事実です。

 

塗り薬などの、すぐ目に見える効果はありませんが、少しずつ体質を改善することは本当に大切なこと。

 

「すぐ治る!」

 

なんて過度な期待をせず、「やれることは全てやろう!」という気楽な気持ちで続けて欲しいと思っています。

 

以下にその理由やメカニズムを具体的に書いていきますので、よかったらお付き合いくださいね。

ポイント!

・アトピー改善のため、期待せずにヨーグルト食物繊維をメインに摂取してみよう!

 

アトピーが起こる原因は何なのか?

アトピーでボロボロ

まず、アトピーに悩んでいる方からすれば常識かもしれませんが…、まずは

 

「アトピーを含めた、アレルギーが起こる原因」

 

を書かせてください。

結局は、私たちが周りの化学物質や食品に過剰反応しているんですよね…。

 

無害なものにも、過剰反応している状態

過剰反応

私たちの周りには、お家の中では食べ物や家具、外に出ても排ガスや植物など、本当にいろいろな物質で埋め尽くされていますよね…。

街は化学物質で溢れている

それらを吸い込んだりすると、体からすれば「異物」であることに変わりはありません。

 

まぁ、ほとんどの物質は安全基準をクリアしているので体に害はありません。なので吸い込んだり皮膚に当たったりしても、ウンチにして排泄するなり、体を洗い流せばイイのですが…、

 

「まぁ大変、やっつけないと!」

 

ということで免疫細胞が反応してしまい、アレルギーが発生する…というメカニズムですよね。

 

アトピーも、免疫細胞が私たちのために一生懸命頑張ってくれているので本来はありがたいことなのですが…、ちょっと裏目に出てしまっているんですね。

 

免疫をなだめてくれる細胞が少ない??

免疫をなだめる

ということで、

 

「アトピーなどのアレルギーは、免疫が過剰反応することで起こる」

 

のですが、それを予防するためには、免疫に対して、

 

「よしよし、そんな過剰反応しなくてもいいんだよ」

 

と、誰かがなだめてあげないといけないわけです。

免疫細胞をなだめる

言うならば、アトピーなどのアレルギーは、その免疫のなだめ役がいない!ということから起こるとも考えられるんですね。

 

アトピーの救世主、制御性T細胞

アトピー改善のヒーロー制御性T細胞

実は、体内にはそのなだめ役になってくれる細胞がいます。

 

それが制御性T細胞というもので、Tレグと呼ばれています。

 

このTレグが多いと、免疫の過剰反応を抑えて、アレルギーが治まってくる…という効果があるのです。

 

Tレグ研究の論文を少し、引用しておきますね。

制御性T細胞が、末梢での免疫自己寛容の維持に重要であることは、

この細胞を生体から除去すると、種々の臓器特異的自己免疫疾患を発症することから明らかである。

田中聡,阪口志文(2005)『制御性T細胞と自己免疫疾患』より

 

上は学術論文で、ちょっと難しいので気にしないでいいのですが、大事なのは

 

「Tレグを除去してしまうと、免疫が過剰反応してしまう。なのでTレグは絶対に必要ですよ」

研究している女性

ということですね。

こんなことから、現代のアトピー治療に大きな注目を浴びているのがTレグです。

 

アトピーの原因である、免疫過剰反応を抑えてくれるTレグ。まさに救世主といえるかもしれません。

 

Tレグを出してくれるのは腸内細菌!

腸内細菌を元気にする

「じゃあ、ぜひともTレグを体内に増やして、アトピーを改善したい!」

 

と思いますよね。

 

そのために活躍してくれるのが、実は腸内細菌なのです。

 

結構このサイトで紹介している、腸内細菌が出してくれる短鎖脂肪酸

この短鎖脂肪酸こそ、Tレグを生み出してくれる秘密だったのです。

 

詳しくはこの記事!

 

「なんで腸内細菌が、アトピーを抑える働きをしてくれるの?」

疑問に思う医者

という疑問ですが…、それは腸内細菌が自分を守るため

 

腸内細菌は、体にイイ働きをしてくれる大変ありがたい存在で、人間が生きていくに絶対に欠かせないもの。

 

しかし、そんな腸内細菌ですら、私たちの体からすれば「異物」ですよね。だからアレルギーの仕組みと同じで、周りの免疫から過剰に攻撃される運命なのです。

死んだ乳酸菌でも効果アリ

「うう、免疫にたくさん攻撃されて殺されてしまうよ…」

 

と思った腸内細菌は、自分を攻撃してくる免疫細胞を、ドンドンTレグに変えていくチカラを身につけたのです!

 

自分たちを攻撃してくる細胞を、

 

「そんなに過剰反応しなくていいんだよ」

免疫細胞をなだめる

と言ってくれる、なだめ役のTレグに変えてしまう。腸内細菌は、恐ろしいくらいに頭がいいですよね。

 

もうお分かりだと思いますが、そんな腸内細菌が増えていき、どんどんTレグが増えていけば…、アトピーの原因である過剰反応が治まってくるというメカニズムです

 

具体的には、短鎖脂肪酸という物質を出すことで免疫細胞をTレグに変えていくのですが、難しいことは考えなくてOK。

 

とにかく、アトピー体質の改善のためにいちばん大切なことは、

 

「Tレグを出す腸内細菌を大切に育てて、過剰反応を抑える体質にする!」

 

ということなんですよね。

ポイント!

・アトピーなどアレルギーは、免疫の過剰反応で起こる。

過剰反応をなだめてくれるのが、Tレグという細胞。

・Tレグは、腸内細菌が作ってくれる!

・Tレグをたくさん作り、過剰免疫を和らげるのがアトピー体質の改善に。

 

Tレグを出す腸内細菌の育て方

腸内細菌の育て方

では早速、免疫細胞をどんどんTレグに変えてくれる腸内細菌の育て方を勉強していきましょう。

 

食生活の意識だけで変わっていくので、ぜひ、今この瞬間から意識してみてくださいね!

 

ヨーグルトを、約300g。

スーパーマーケット

アトピーに関するニュースや書籍をいろいろと調べていると…、

 

「アトピーなどアレルギーの抑制に、ヨーグルトが効果的!」

 

というような記述が結構前からありました。

 

カンタンには信じられないのですが、どうやらヨーグルトに含まれる乳酸菌の数が Tレグの増殖に関わっており、それによりアトピーやアレルギーが改善する

 

という説ですね。

しかし難しいもので、まだまだ推定のレベルで、ハッキリと

 

「ヨーグルトはアトピーを改善する!」

 

とは言えないのです。ヨーグルト会社も苦しいところ。

NOを出す女性

ただ…、「腸内細菌がTレグを出して免疫をなだめて、アトピーを改善する」

 

ということ自体は、科学的にハッキリしている事実。

 

なので今後も研究が進み、アトピーとヨーグルトの密接な関係に注目が集まりそうなのです。

 

でも私もそうですが、アトピーなんてナゾの多い病気、確実に治る方法なんて見つかるはずがありません。

 

なので「治る可能性があるなら、何でもやる!」

決意する拳

という気持ちで、ヨーグルトを試してくださいね。

 

ちょっとだけヨーグルトを食べても…、Tレグを出す腸内細菌が増えず、腸内フローラが改善しません

 

オススメできる分量としては、1日300gです。

 

コンビニで売ってるカップのヨーグルトだと一カップ100gなので、じつはこれ、実は意識して食べないと取れない量です。

一気に食べるとお腹を壊すかもしれませんので、朝と夜に分けたり…、自分に合う方法で続けることも大切です。

 

ヨーグルトの効果だと断言できないのですが、私は毎日ヨーグルト生活にしてからアトピーで悩むことが少なくなったので…、皆さんにもこれをできれば毎日続ける習慣をつけて欲しいですね。

 

今日からヨーグルトを取り、Tレグを増やし、過剰免疫をやわらげるチャレンジをしてみてください。

 

食物繊維を、よく噛んで。

よく噛んで食事をする

あとは大切なのは…、腸内細菌を育てて腸内フローラを改善するには、やっぱり食物繊維が1番重要になってくるんですよね。

 

食物繊維は、Tレグをつくる腸内細菌の大好物

 

その証拠に動物実験では、食物繊維をたくさん与えたマウスではアレルギー反応が和らぐなど明確な結果が出ている分野なんですね。

腸内細菌を入れ替えるだけでダイエットに

少しずつ、野菜や果物など、食物繊維がたっぷりの食べ物をメインに食生活を送ってください。

 

(注意点は…、食物繊維は消化しにくいので、よく噛んで食べること。良く噛まないと、お腹を壊します。)

 

「腸内細菌を育てて、アトピーを和らげるぞ!」

 

という気持ちで毎日の食生活を送ってみてくださいね。

ポイント!

・Tレグを育てるため、腸内細菌が喜ぶヨーグルトと食物繊維を取ろう!

・ヨーグルトは、1日300gを目安に毎日。乳酸菌がTレグに好影響。

・食物繊維は、よく噛んで食べましょう。Tレグを作る腸内細菌が増える

 

毎日の食生活で、アトピー体質を変えてみよう!

アトピーは本当に謎の多いものですので、カンタンには解決しません。

 

ただ…、腸内フローラの改善により、和らぐ可能性が指摘されているのも事実。

 

食生活やサプリメントなど、なんでもいいので継続してみることは大切かな…、と思っています。

 

私がアトピーの治療に対して希望を持った理由の一つですが…、プラプラとインターネットを見ていたら、日本皮膚科学会のあるページに以下のような記述があったんですよね。

Q.アトピー性皮膚炎とはどのような病気ですか?

 

A.痒みを伴い慢性的に経過する皮膚炎(湿疹)ですが、

その根本には皮膚の生理学的異常(皮膚の乾燥とバリアー機能異常)があり、そこへ様々な刺激やアレルギー反応が加わって生じると考えられています。

慢性的ではありますが、適切な治療をきちんと受ければ、いずれ治ったと同様の状態になることが期待されます

このQ&Aのページはアトピーに関する情報が豊富で分かりやすい方なので、大きな参考になるのでまた読んでみてくださいね。

 

アトピーは、諦めずに改善させようとすれば、治る!という言葉が力強く感じて、希望を持って頑張ることができたのでした。

 

Comments