腸内フローラとアトピー性皮膚炎とのカンケイを、科学的に分かりやすく書いていく。

掻いているネコ 美容と健康のためのエッセイ

掻いているネコ

俺も普通にアレルギー体質で、アトピーの症状もヒドかった。

特に、ヒジの内側だ。掻いても掻いても痒くなるだけなんだけど、掻いてる時って、本当に幸せを感じるよな。掻くって気持ちよすぎる。なんであんなに気持ちいいんだろう。

 

…で、掻きすぎて悪化しまくる、という最悪のループだ。お母さんとかに、「掻いちゃダメ!」とよく言われたがまぁムリだ。掻きたい。

 

アトピーで痒いと本当に仕事にならないしイライラするし、掻きすぎてボロボロになった皮膚を見て涙が出てくる。俺はヒドいときは、けっこう泣いていたぞ。

 

…と、ダラダラと書いてしまったが、ココからは、腸内フローラとアトピー性皮膚炎のカンケイについて、科学的に分かりやすく書きたいと思う。

 

俺は、今現在はアトピーの症状が全くないんだよ。あんなにアトピーが激しくて病院に行ってたのに。もしかしたら、腸内フローラの変化もカンケイがあるのかもしれないと思っている。

 

「アトピーって、腸内フローラの改善で和らぐんじゃないか?」

腸内フローラ

という可能性を知ってほしい。少しでも悩みの解決に役に立てたら嬉しいぞ。

 

腸内フローラは、Tレグを生み出してアトピーを和らげる。

アルファベットのT

いきなりTレグとか言われても分からんよな。正確には制御性T細胞って言うんだけど、ちょっと前提から解説する。

 

まずな、アトピーも含む全てのアレルギーって、免疫の過剰反応から来ているっていうのは知ってるだろ。本当は無害の物質にも、敵だと勘違いして過剰に攻撃してしまう。それによってアレルギー反応が起こるってこと。

 

でも、同じ状況でも、過剰反応してアレルギーになる人と、ならない人がいる。その差になっているのが、体内のTレグの量なんだよ。

 

Tレグっていう細胞の役割は、「他の免疫細胞をなだめること」にある。Tレグは、過剰反応している細胞の活動を、なだめて抑えてくれるのだ。

 

T細胞とTレグ

NHKスペシャル取材班(2015)『やせる!若返る!病気が治る!腸内フローラ 10の真実』Kindle位置No.712より

 

Tレグは優しくて良い奴だろ。

 

アトピー性皮膚炎の場合で言うとだな、ダニとかハウスダストとか、外部からの刺激に過剰反応することも原因の一つになる。あとは、食べ物でもアトピーの引き金になることもある。

 

でもTレグがいれば、アレルギーとしての過剰反応を少しは抑えることができるわけ。

だから、Tレグがたくさんいれば、アトピーの症状も和らぐと考えられている。

 

で…、そのTレグなんだけど、実は腸内細菌の一種が作っているんだよ。せっせせっせと働いて、Tレグをたくさん作ってくれるのが腸内細菌。

元気な善玉菌

腸内細菌ってさ、体からしたら部外者だろ。だから、体の免疫に殺される危険性があるんだよ。だから、腸内細菌は免疫に殺されないために、免疫をなだめる役のTレグを作ることで、自分を守っているわけ。エライ!

 

だから、腸内細菌が増えるとTレグの量も増えるっていう実験結果もあるんだ。

 

マウスに食物繊維が多い食事を与えると、Tレグの数が増加することがあります。

NHKスペシャル取材班(2015)『やせる!若返る!病気が治る!腸内フローラ 10の真実』Kindle位置No.713より

 

腸内細菌って、食物繊維をエサにするヤツがいるんだよ。だから食物繊維を食べると腸内細菌が増えて、Tレグが増えたというわけ。

なだめ役、Tレグ

花粉症は、ヨーグルトによる腸内フローラの改善で、和らぐことが実験で分かっている。

【研究結果】乳酸菌やビフィズス菌の摂取が、花粉症を改善することが判明。全ての季節アレルギーに悩む人へ。フロリダ大学の研究

 

これはアトピーにも通ずる部分がある。これが、腸内フローラを改善したらアトピーが改善する、と言える根拠の一つになっている。

 

腸内フローラが完成していない状況で、アレルゲンを摂らない

ピーナッツ

これは和らげるというよりは、根本的な原因となってしまう行為について。

 

赤ちゃんと大人は、腸内フローラの構成が全然違っていて、例えば赤ちゃんはビフィズス菌が腸内細菌の大半を占めるんだけど、大人はもっとたくさんの種類の腸内細菌を持っている。

 

だから、大人だったら腸で吸収できる栄養素でも、赤ちゃんには吸収できなかったりする。

赤ちゃん

で、そんな未熟な時期に、離乳食として例えばピーナッツとかソバとか、牛乳とか刺し身とかたくさん食べちゃったら、体の中で分解できず、拒絶反応を起こすんだ。

 

そして、その反応がキッカケになって、体の中で抗体ができてしまい、次から同じ食べ物が入ってくると過剰反応するようになるわけ。これが、アトピーの原因として知られている。

 

まだ腸内フローラの完成していない時期に牛乳、貝、刺身、ピーナッツバター、ソバなどが食されたら、それらが分解されることなく体に入り、拒絶反応としてアトピー・アレルギーが起こると考えています。

田中保郎(2015)『腸が変われば人生が変わる 驚異の腸内フローラ』Kindle位置No.737より

 

ということで、どうやら離乳食期の始めに、一般的にアレルギーの原因になると言われる食べ物を食べさせるのはやめた方がよさそうだ。抗体が作られてしまえば、後々のアトピーの原因になってしまう。

 

だから、腸内フローラが大人のように安定し始める、1歳7ヶ月〜2歳くらいまでは、少し子供に与えるのを我慢したほうがいいかもしれない。神経質すぎてもよくないが、意識することも大切だ。

 

ただ、やっぱり小さい頃に抗体ができていたとしても、先ほど書いたTレグの量さえ増やせれば、アトピー反応を和らげることができるはずだ。

 

アトピーは治る。

アトピーと腸内フローラのカンケイを書いてきたが…、どうやら腸内フローラの改善が、アトピー改善に関わってくることは間違いなさそうだ。

 

まだまだアトピーの原因さえ特定されていないから断定はできないが、いろんな専門家が注目していることも事実。一つ一つ、治る可能性のあることを実行していって欲しい。

 

俺自身の感覚だが、最近は本当にアトピーに悩むことがなくなった。大人になってからも最悪の症状が出てよく皮膚科に行ったのだが、今はヒジの内側も良好だ。

 

思い当たる理由としては、やっぱりサプリメントやヨーグルトを始めとする、食生活の改善があったからだと思う。確かに、腸内フローラを意識した生活を始めた後は、一回もアトピーが出ていない。

 

偶然かも知れないが、たぶんTレグが増えたとか、そういう理由もあるのだと思う。花粉症は確かに和らいでいるから、アトピーも同じじゃないかと思っている。

 

「今かゆくて仕方がない!」

痒い男の子

という人は、いきなり腸内フローラを改善しても、すぐには結果は出ない。それは、皮膚科に行ってすぐに対処するんだ。参考に、日本皮膚科学会のQ&Aページを貼っておく。非常に詳しいからよく見てくれ。

日本皮膚科学会 Q&A

 

目先のかゆみを抑えつつ、長期的な視点を持って、腸内フローラの改善を頑張っていくべきだと思う。

 

アトピーで痒かったらイライラするし、酷かったら涙が出てくるよな。だから少しでも治るように、このサイトもたくさん参考にしてほしい。

 

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